No.100 日珠連9月度総務会開催 in Tokyo
■ 9月11日、日本珠算連盟正副理事長会が開かれ、続いて総務会が開催された。
9月23日に開催される総会を控えた会議であったが、主要案件は、そろばん有識者懇談会の今後の展開と、総会での質問に対する対応の検討であった。
■ 本年3月23日に、第1回日本珠算連盟そろばん有識者懇談会が東京商工会議所スカイホールで開催され、今後の活動方向と内容を織り込んだアピールが採択された。懇談会終了後記者発表が行われて、会合の内容説明を行い、それらがマスメディアを通じて明らかになった。
■現在の外部の有識者は22名で構成されているが、今後の活動を以下の3つの領域に分けて、3分科会を設けている。
① 第1分科会
そろばん教育推進分科会・・・8名
活動の内容・・・そろばんを初等中等教育の中に復活させるために、そろば んをどのように活用すれば算数・数学の学力向上に効果が出るかについての調査研究を行う。
② 第2分科会
脳機能活性化・生涯学習分科会・・・6名
活動の内容・・・そろばんの学習で脳機能が活性化され、情緒の安定、学習意欲の増進が計られること、また、老化や認知症の予防、生きる力を強めることなどを実験調査し、データの収集を行う。
③ 第3分科会
そろばん文化振興分科会・・・8名
活動の内容・・・江戸期からのそろばん教育を研究し、人間の基礎力向上に役立つことなどのそろばんの良さを明らかにし、世界に通用する技能としての伝統を継承するための方途を考える。
■ これら3分科会の分属は、下記の通りである。
① 第1分科会・・・深江茂樹 井脇ノブ子 尾身朝子 織井道雄 小西 繁
徳田耕造 蓮池守一 吉見博史・・・8名
② 第2分科会・・・川島隆太 河野貴美子 佐野信子 濁川孝志 服部公一 藤田裕之・・・6名
③ 第3分科会・・・太田敏幸 岡田秀樹 栞原厚子 島野浩二 大奈 浜田早代子 藤原智美 百瀬昭次・・・8名
■なお、具体的なスケジュールについては、大きくウエイトのかかっている第2分科会では、総会終了後速やかに研究者サイドと契約をまとめて、実験に取り掛かることになる。実験データのとりまとめを行って結果が公になるのは、平成20年秋頃までを想定している。
第3分科会でも、間もなく研究に着手できるのではないかと思われ、研究の結論は来年の後半には明らかになりそうである。
第1分科会については、まだスケジュールがクリアにはなっていないのが現状である。
■ 次期学習指導要領素案が先日明らかになり、来年3月には改定内容が文部科学相から告示されることが明らかになったが、なぜ今そろばんなのかについて、科学的なメスを入れて、実験データを集積し、分かりやすく解説したブックレットを早急に作成しなければならない。
平成23年度から新教科書を使った指導が始まるまでには、少し時間が残されているが、出来うる限り時間をうまく使って、珠算界からのメッセージを効果的に発信できるように努力したい。
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コメント
記念すべきNo.100のブログ,ぉめでとぅござぃます♪
また近ぃうちに顔を出そぅと思ぃます☆
投稿: まっさん | 2007年9月17日 (月) 19時44分
もうあっという間にNo.100ですね♫
おめでとうございます!
これからもっと小学生世代にそろばんの
楽しさが伝わればすごくうれしいです☆
そろばんをはじめるきっかけは親に背中を
押してもらってからですがその後は
子供達自ら楽しんで成長してほしいです*
子供達が自ら楽しめるように指導の
仕方も考えていきたいです!
投稿: にっしゃん | 2007年9月18日 (火) 23時44分