No.97 ハロー会でミャンマーを学ぶ at Hanshin Hotel
■
8月30日、阪神ホテルで第673回ハロー会が開かれた。
月2回のペースで朝食勉強会が開催され、毎回メンバーとゲストのどちらかがスピーカーを務め、一定のテーマで意見を交わしている。
朝7時から朝食をとり、直ちにスピーチを聞き、残された時間を質疑に使っている。
■ 約30年続いてきたこのグループ(異業種交流会)は、目下約30名のメンバーが在籍し、職業もまちまちで、会社の経営者、税理士、歯科医、弁護士、大学教授、老舗レストラン主など多岐にわたっている。今回の参加者は、ゲストを含めて12名であった。
■ 2年前から、幹事氏からの依頼で、外国人講座の受講生の中から、ゲストスピーカーを選抜紹介して送り込んでいる。
過去、チリの大阪外国語大学教授クラウディオさん、ブラジルの弁護士で大阪大学大学院博士課程の研究者マルセロさん、エジプトからの大阪教育大学研究留学生でカイロの高校教師アハメッドさん、イタリア人の大阪外国語大学イタリア語教師ジェンマさん、ブルガリア人の大阪外国語大学留学生スタニスラバさん、アメリカ人の大阪経済大学留学生ダニエルさん、ブルガリア人の奈良先端科学技術大学院大学博士課程研究者テオドラさんを紹介した。
■ 今回は、ミャンマーからの国費留学生で神戸大学博士課程研究者ウインさんを紹介、同行し出席した。彼は、ヤンゴン工科大学で9年間学んだ後、1996年からミャンマーの電力省に勤めエンジニアとして活躍した。2002年から日本に留学、1年間研究者として大阪大学で研究。2003年からは神戸大学に移り2005年に修士号を得た。2005年から博士課程に進み来年春博士号を得て帰国の予定である。
■ 彼の専攻は流体力学で、ミャンマーでは水力発電のプラントで研究活動を行っていたが、今後は日本での研究成果を母国の水力発電事業に生かしながらエネルギーと環境対策に携わることになる。
外国人講座で習得しつつある日本の計算文化そろばんがミャンマーのエンギニアによって母国に持ち帰られて、水力発電や環境政策の上でどのように生かされていくのか楽しみなことである。
■ ミャンマーは、ラオス、タイ、中国、バングラデッシュ、インドと国境を接していて、国土面積は日本の1.8倍、人口は4300万人、首都はネピドー、公用語はビルマ語である。国旗は稲穂をギア(歯車)が取り囲むデザイン。約1000年の歴史を持ち、仏教が文化の土壌をなしている農業を中心とした美しい国である。今後、観光に多くの日本人が訪れることと思われる。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント