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2007年8月25日 (土)

No.95 ウエールズからのそろばん武者修行 in Osaka

018_3 021_3 020_2 019_2 023_2 110_1051  外国人講座入門78カ国目の訪問者は、イギリス(英国)・・イギリス、ウエールズ、スコットランド、アイルランドから構成される・・のウエールズから

来訪したGARETH GRIFFITHS(56)さんであった。
彼は8月10日に初めて日本の土を踏んだが、来日の目的は、珠算振興国際基金の開催するAbacus Camp in 2007(群馬県)(4日間)に参加するためであった。

Img_0003_3 今年のキャンプには、3人の韓国人、1名のブラジル人とウエールズ人の彼が参加した。
彼は、ウエールズのレックサハム(ウエールズ北東の州区)のロセット町にあるDarland高校の教師である。現在、自閉症の生徒を指導しており、そろばんの活用が彼等の指導に効果があると考えている。ウエールズの国家予算からの支援をうけ、5歳から11歳の生徒たちの指導にそろばんを取り入れ、実験指導を6月から行っている。

Img_0002 彼は自国でウエッブサイトを通じてそろばんを独習してきた。時にはマルカリアン君江先生の指導も受けて、実力を蓄えてきた。きわめて真面目にそろばん学習に取り組んでいて、目下、5級程度の実力である。

Img ガレスさんは、そろばんが数学を学習する上で大きな助けになることを実感しており、近い将来イギリス全土でそろばんが学校で指導、活用されることを夢見ている。
ウエールズを中心に、彼のそろばんを活用した教育システムが実践されて、ついにはイギリス全土で数学教育の実を挙げる日がやって来ることを願いたい。

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コメント

北米の日本語学校でそろばんクラスを指導しています。 簡単な計算も出来ない自閉症児がそろばんを使うと計算が出来るようになったことから、
自閉症の子供を対象にしたそろばんクラスを始める予定です。 自閉症児に対するそろばんの効用についてのレポート(出来れば英語)があれば
そろばんについて何の知識もない親御さんにも説明が出来ると思い、いろいろ調べていましたら、ウエールズで国家予算の支援を受けながら、自閉症児のそろばん指導をしておられる方の記事をこちらのウエブサイトで見つけました。 ちょうど、今、こちらの自閉症児の親のグループが、学校区の方へ資金援助の要請をしているところであり、いろいろアドバイスを頂きたいので、是非この先生と連絡を取りたいと思い、連絡を致しました。もし他にも日本国内であっても、海外であっても自閉症児とそろばんの効用に関するリンクなどご紹介頂きましたら、とても助かります。お返事をお待ちしています。

投稿: sachi monastiero | 2007年11月17日 (土) 04時36分

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