No.93 ズームイン!!SUPERがそろばんにフォーカス in Osaka and Hyogo
■ 8月8日(水)、読売テレビ(10チャンネル)の「ズームイン!!SUPER」(朝5:20~8:00)で、そろばんの日にちなんで、そろばんの特集記事を報道した。
約1週間の取材に基づいて内容構成されており、“今、そろばんの検定試験受験者が増加しつつあるが、その理由は何か?”をメインテーマに、高齢者のそろばん学習者が増えてきていること、小野市におけるさまざまな取り組み、特に小学校での毎週15分ずつのぱちぱちタイムの実践などが軽妙に編集されていた。
■特集のサブタイトルを、“そろばん人気復活の兆し”とし、そろばんがいま脚光を浴びつつある現場の様子を伝える内容であった。そろばん学習者の増加については、特に、大阪でのここ10年間の検定試験受験者数の推移をグラフで表現し、20数年間減少を続けてきた趨勢が、2~3年前から増加に転じた局面を分かりやすく伝えていた。
■ ほかに、そろばんの製造工程が映像で説明されていたが、500年間も日本の工業技術力の結晶として、連綿と伝えられてきたそろばん組み立て技術の継承を今後どのようにクリアしていくつもりなのかを問いかけてくる内容でもあった。
■小野市では、本年4月から、同市内で出生する新生児に、生誕記念のそろばんを進呈する“そろばん一人一丁”運動がスタートした。また、8月8日には、全国で当該日に出生した新生児に抽選で20丁のそろばんを生誕記念に贈呈する企画も実施した。
■ 小野市は、現在も年間15万丁のそろばんを生産する日本で最大のそろばん産地であるが、日本の典型的な伝統工芸・技術であるそろばん製造のノウハウを守り抜き、合わせて、そろばん力で子供たちの基礎計算力を確保、向上させていくことを祈願しての独自の頑張りに敬意を表したい。
■今回の特集のテーマである、“そろばん学習者の増加現象が出てきた理由は?”については、番組の冒頭で、森友が総括したコメントを述べておいた。
その概略は、“20年にわたるゆとり教育実践の結果、子供たちの基礎計算力が著しく低下した。基礎計算力の低下は、彼等の基礎学力の低下をもたらし、ひいては総合学力をも低下させることになった。今後子供たちの学力をどのように回復させるかについての、反省と対応の中でそろばん学習の見直しと再評価が進んできた” という内容である。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント