No.89 19年度指導者講習会開幕 at Honmachi
■ 7月29日、(社)大阪珠算協会19年度珠算指導者講習会の第1日目が大阪商工会議所で開催された。
近畿各地から178名の珠算関係者が参加を申込み、初日の出席者は約140名であった。
■ 7月29日、9月23日、12月2日の3日にわたり6講座が設けられている。最終講の第6講座は東京都多摩市立多摩第二小学校教諭の有田八州穂先生が担当し、小学校算数科での珠算指導のあり方、珠算の特性を算数指導にどう活かすかなどについて講演していただく。
■ 初日の第1講は、西先生(大珠協 副会長)が担当、「珠算指導あれこれ」(パート2)というタイトルで話を展開した。その中で、誤算原因の発見法が参加者の興味を引いていた。ことに、加減算における誤算原因の発見の仕方が各塾での日日の指導に役立つ筈である。
■ 通常練習の中で、誤算の理由を個々に発見することは時間的にも難しさはあるが、工夫次第では出来ないものでもない。練習効率を高め、計算の精度を高めるためにも、誤算原因発見のコツを指導者は会得しておくことが大事だと感じた。
■ 第2講は古本先生(Cブロック長)が担当し、「強い味方 仲間とパソコン」
というタイトルで興味深い講義を行った。日日の授業と塾経営の中で蓄積してきた、工夫とアイディアを感じさせる137種のドキュメンツを一挙に公開した。それらのいくつかをピックアップし、プロジェクタを使用し拡大表示して、説明を加えるものであった。
■ 時間の制約で説明できないものについては、CDに収録されているものを自己学習するように配慮されていた。CDは有料での頒布であったが、長期にわたり蓄積した貴重な情報を開示するものであったことについては、古本先生の勇気と決断に感謝しておきたい。
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