No.85 読売新聞コラム「編集手帳」珠算熱に注目 in Japan
■ 2007.6.28付読売新聞の朝刊1面コラム「編集手帳」で、目下の珠算熱の高まりがテーマになった。
珠算が、電卓(PC)全盛の時代を迎えて、20数年間低迷の時を重ねてきたが、ここに来て、学力向上の有効な手段として教育現場でも見直しが行われ、珠算復活が現実のものとなってきた。
■上級者は、珠をはじく指の感覚で計算の間違いに気づくことが出来、電卓を使い続ける企業が忘れた「指の感覚」を取り戻し、経営の誤算発見に使ってほしいと、コラム氏はいう。
■利益の珠をはじく指が間違いを指摘する声を聞き取れるかどうかが肝心なところだと締めくくっている。
■じわりとはいえ、せっかくの珠算熱を生かしきり、美しい日本現出に役割を果たせというエールと読み取った。
■6月に入り、19日(火)には産経新聞朝刊の「経済コラム」に“インド計算術もいいけど「そろばん」も” と言うタイトルの記事が出た。続いて、26日(火)には、朝日新聞朝刊コラム「経済気象台」に“もう一つの教育再生会議”と題してそろばん教育についての論考がでた。いままた28日には、読売新聞朝刊1面コラム「編集手帳」に伝統の計算術に復権の兆しが・・と珠算評価の記事が書かれた。
■10日間に、産経、朝日、読売3紙の人気コラムに、そろばんが現代社会で果たす役割の大きさがこぞってテーマとなり、教育再生、日本再生の過程でそろばん活用を考えよと3コラムニストが声をそろえて主張したことは、そろばん復権の条件は見事に整ったことを示唆してもいる。
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