No.80 キャンベラ在住日本人ホテルマンの講座見学の記 in Osaka
■ Australian Capital Territory にあるオーストラリアの首都 Canberra(キャンベラ)(約35万人)に、5年前に移住し永住を始めている工藤 泉氏(51歳)が、6月2日の外国人講座を見学に来局した。
奥さんのアマンダさんの出身地キャンベラで、現地ホテルのフロントで働く傍ら、中学時代に取得した珠算1級の特技を生かして子供たちの計算力向上に役立ちたいと決意し、現在そろばんに興味を持った周辺の子供3人に指導を始めている。
■すでに、日本人学校補習校で土曜日に午前中、小学3年生に国語と算数を教えているが、今後は、地元のアダルトスクールや小学校でそろばんの指導が出来ればといろんな情報や資料の収集に努めている。
現地での、子供たちの算数への興味を高め、算数力向上を図りたいと願う中で、そろばんの活用を実現させたいと準備を進めている。
■大阪の外国人講座のことについては、website で数年前から熟知していて、今回の訪問で、実際に外国人がどのようにしてそろばんの学習を進めているのか、また、英語での指導がどのように展開されているのか、講座自体のマネージメントはどのように行われているのか、教材はどう調達するのかなどについて自分の目で確かめておきたいということが来訪の主目的であった。
■彼には、21年間の講座展開で、そろばんには世界性、普遍性、現代性があることが分かってきたことを伝えた。また、外国人たちが暗算に強い驚きと興味を持つこと、そろばん練習を通じて集中力が高まってくることの成果に満足し、かつ、そろばん練習は自分へのチャレンジであると彼らが断じることを伝えておいた。
■遠く離れた首都キャンベラで、日本式のそろばん指導が広がりを見せ、子供たちの計算力アップに役立つ日が来ることを心から願っている。
| 固定リンク