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2007年4月 4日 (水)

No.71 平成18年度学校支援活動報告会迫る in Osaka

Photo_1 平成12年度にスタートを切った大阪府下の小学校に対する平成18年度学校支援珠算指導活動が無事終了した。
4月13日午前、報告会(反省会)が行われる。出講した先生方を中心に約50名程度の参加者が予想される。

■18年度は139校の小学校に出講し多くの成果を上げることが出来た。
今回も、出講指導を終えた後各人から報告書を提出してもらっている。それらの内容をつぶさに拝読したが、今後の展開の参考になる既述がたくさん読み取ることが出来た。次にそのいくつかを紹介しておく。

■①交通費等の支給に関しては、出講依頼を受理する段階で支払いに関する細部の確認を取っておくべきである。学校サイドでは、無償で指導してもらえるとの誤認識を持つケースがある。
②事前の学校側との十分の打ち合わせの実行がきわめて重要である。例えば、日ごろの当該クラスの様子、教材(たのしいそろばん)の事前配布の確認、大そろばんの有無と使用に耐えうるかの確認、座席表+生徒名の作成依頼、補助プリントの印刷依頼、子供用そろばん確保の確認などである。

■③公開授業(オープンスクール)として位置づけられて、保護者も授業見学に入ってもらえた。今後、この形態は増えるかもしれない。④出講者としては他の先生の授業を見てみたいが、チャンスは作れるか?
⑤校長と顔見知りであったので、新1年生の保護者に対する説明会で、そろばんの良さをアピールしてもらえた。その結果、保護者と校長が共に授業見学をしてくれた。

■⑥授業終了後、子供たちから、楽しかった・簡単やったなどの感想が聞けた。ただ、別の学校では、難しかった・分からなかったなどの声も上がり、学校間格差を痛感した。⑦校長・教頭・算数科専任、担任が好意的で且つ協力的であった。⑧担任間では、自分たちで指導を行ってみようとの意向であったのが、校長の勧めで出講依頼に変更されたという事例があった。

1161686_img_1 ⑨今回はじめて出講指導を経験したが、生徒たちからの、そろばんって面白いな・・、習いたいなあ・・という声を聞き感動。また、自分自身にとっても貴重な体験になった。⑩教頭の態度に不信感を抱き、学校側の経営姿勢に疑問を感じた。校長・教頭の人物・実力格差を実体験することになった。

■⑪担任が教室から離れてしまって、協力が得られなかったが、事前にこの点については依頼をしておくべきであった。⑫『たのしいそろばん』の1ページ目の指導を事前に担任に依頼し指導してもらっておいたことが功を奏した。また、おつりの計算が好評であった。⑬計算の仕方を考えさせる手法をとったことが担任に好評であった。いろんなタイプのそろばんを持参し実際に使用させたことが好評であった。

■⑭事前に交渉を行って、前年より指導時間を1時間増やしてもらえたが、ひとつの成果と受け止めた。⑮学校側の希望で、教科書を使っての指導を行ったが、やむをえない措置と考えている。⑯ブロック(周辺小都市)内で、『たのしいそろばん』を教材として使っていない学校が圧倒的に多いという事例があった。⑰ハンガリーの考えるそろばんを取り入れたが学校サイドに好評であった。

1161690_img いろんな感想が報告されている。大方は、手ごたえを感じた事例の報告であるが、何割かは、今後に向けての注文、反省、意見であった。これらの報告内容を次年度の活動に十分生かしていかなければならないと考えている。

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