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2007年2月28日 (水)

No.66 NHKテレビ「外国人のための珠算講座」を報道 at O.C.C.I

Photo Photo_1 Photo_2 2月27日18:40から、NHKテレビ「関西ニュース一番」で、(社)大阪珠算協会主催の「外国人のための珠算講座」が紹介報道された。豊中市で大人を受け入れている塾の紹介と抱き合わせた構成でタイトルは「大人向けそろばん教室が人気」であったが、約6分間の内容であった。

■この報道の取材は24日(土)に行われたが、ブルガリアからの留学生、テオドラ・ゴラノヴァさん(奈良先端科学技術大学院大学博士課程の研究者・・・がん細胞の研究)とイランからの留学生モハマッドレッザ・シェイヒさん(大阪外国語大学日本文化・日本語科修了)にインタビューを行い、そろばんの特徴を浮き上がらせていた。

Img_0002_2 テオドラさんは、コンピュータとそろばんの違いを、自分の体と頭を使って展開できるか否かを材料に説明していた。コンピュータは計算が速くて正確ではあるが、いくら使っても自分は賢くはならないといい、そろばんは使えば使うほど自分の頭を発達させるので、今後の研究はそろばんを活用しながら進めていきたいと語っていた。

■イラン人のモハマッドレッザさんは、そろばんとコンピュータの違いをアナログかデジタルかの差であるといい、現代のデジタル蔓延の時代では、いいバランスを保つためにもアナログ思考が必要であると語っていた。

Img_0006 Img_0007 そろばんの発祥はメソポタミア文明の中にあるといわれているが、おそらく5千年以上前に今のイラン、イラクの地で、そろばん式計算のコンセプトは誕生したと考えている。その後、当時活用されていたプリミティブそろばんである砂そろばん(砂地にロッドを描き小石を並べて数を表現した)が徐々に進化し、ギリシャ、ローマに紹介されて、今日の形に近いものに発展し、周辺古代文明に広がったものと思われる。

■今ではそろばんがすっかり忘れ去られた発祥の地から来たイラン人留学生が、そろばんの魅力の虜となって学習する姿は、歴史の面白みとほほえましさを感じさせるものがある。

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2007年2月27日 (火)

No.65 MBS毎日ラジオそろばん特集第1日目 at MBS

1161641_img 1161640_img 1161643_img 1161645_img 1161646_img 1161647_img MBS毎日ラジオのUWAらじおにおけるそろばん特集(4日間)が初日を迎えた。この番組は、夜6時15分から8時までの人気番組である。パーソナリティは上泉雄一アナウンサーが務めている。

■今日2月27日の対談(上泉アナvs森友)は7時過ぎから始まり6分45秒を要した。内容については、次の3つがポイントであった。
Q①そろばんの良さについて・・・・・
そろばんを使っての計算は論理的(計算が分かり易い)である。
計算のプロセスが自分の目で見ることが出来、チェックすることが可能である。
計算力がつくのはもちろんのこと、計算のセンスが磨かれる。
暗算力を習得できる。
集中力が身につく。
耐力が備わる。
これらが一人ひとりの子供力を形作ってくれる。このことはとりもなおさず、長い人生を生き抜いていく基礎力を確保するということになる。

Img_0001_10
Q②昔はそろばん教室に通っている子供が多かったように思うが・・・・
そろばん学習のピークは昭和55年から56年ころであった。当時は200万人ほどの子供たちがそろばん塾に通っていたが、その後徐々に減少してきた数字が3年前から回復に展じ急増してきた。マスメディアからそろばん復活・復権といわれている所以である。


Q③そろばんを習う生徒が増えてきた理由は・・・・
次の3つにまとめることが出来る。
Ⅰ:20年間続いているゆとり教育の失敗から学力の低下が明らかになってきた。そのことへの反省と対応からそろばんの再評価につながってきた。
Ⅱ:平成12年からの学校支援珠算指導活動の蓄積効果がある。学校サイド、子供たち、父兄たちが、そろばんの良さやそろばんを使った計算の楽しさを理解してきた。
Ⅲ:いろんな活動を通して、そろばん教育が子供たちの基礎力構築と人間力養成に有効であるという親たちの判断が働いている。

1161657_img_1 28日は、学校支援活動の現場の様子などを中心に話が展開されるはず。担当は澤田先生が務める。3月1日は、平沢先生が担当し塾でのユニークな指導について生徒を交えて対話を進めることになっている。最終日の2日は、これからのそろばん教育、指導の目標について森友が締めくくる。世間における珠算教育に対する意識が深まってくれることを念じながら企画を終えたいと思っている。

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2007年2月25日 (日)

No.64 平成18年度優良生徒表彰式典 in Osaka

Photo Photo_1   Photo_2Photo_4 Photo_5 Photo_6  2月25日、新大阪にあるメルパルクホールで平成18年度優良生徒表彰式典が開催された。475名の優良生徒が保護者とともに招待されて表彰を受けた。同時に、「外国人のための珠算講座」の受講生も修了証を授与された。

Img_0003_10 Img_0004_2 Img_0005_2 今回は、別紙24名が修了証を受領した。代表受領はカナダ人のヤニック・ピシェ氏が行った。また、受領に当たって、4名の受領者にインタビューを行った。質問内容と彼らの答えを掲載した。

Img_24 Img_0002_6 Img_0001_16 第一問は、スエーデン人のラース・バーグマン氏(大阪外国語大学教授)に尋ねた。第二問は、ブラジル人のマルセロ・アルカンターラ氏(弁護士・大阪大学大学院博士課程在学中)に質問した。第三問はブルガリア人のテオドラ・ゴラノヴァ氏(奈良先端科学技術大学院大学博士課程在学中)に聞いた。第四問はカナダ人のヤニック・ピシェ氏に答えてもらった。

Img_0001_12 Img_26 インタビューを試みた全員が、珠算のトレーニングが脳のトレーニングに効果があることを強調していた。また、彼らは全員がコンピュータを日常的に駆使しているが、自分の心と意思を反映できない形での付き合いを行っていることに不安を感じ、一方で、自分の体の操作と心を計算に反映させながら作業を進めていく珠算の特性に魅力と安心を感じていることがわかった。計算中に自分の脳を活用しているか否かがコンピュータと珠算の大きな相違点であると主張する彼らの論理には正当性が高い。

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2007年2月24日 (土)

No.63 NHKテレビでニュース報道の取材 at Honmachi

Photo4 Photo3 Photo2 Photp1 最近のマスメディアは珠算に熱い視線を向けている。昨年の8月初旬には、読売新聞社大阪本社メディア戦略室映像部が大阪珠算協会主催の「外国人のための珠算講座」を取材し、約5分間のニュース映像にまとめて、ケーブルテレビ各社のニュース番組で放映した。

■次いで、同講座をNHK大阪放送局が取材し、10月7日夕方の「関西ラジオワイド」で約10分間の報道を行った。3名の外国人のインタビューも交えて珠算の効用が紹介された。

■今年に入ってからは、2月20日に西成区の千本小学校での学校支援珠算指導活動の模様を、前述の読売新聞大阪本社のメディア戦略室映像部が取材し、3月初旬にニュース番組の中で放映する予定である。ケーブルテレビ各社の夕方のニュース枠での報道になる。

■今日2月24日NHK大阪放送局報道部が外国人講座を取材した。記者とカメラマン、音声担当者の3名のクルーが来局し、1時間半の取材を行った。2月27日18:10~19:00のNHKテレビ「関西ニュース一番」のなかで、約5分間のニュースとして放送される。この取材では、ブルガリアから奈良先端科学技術大学院大学の博士課程に留学中のテオドラ・ゴラノバさんとイランの留学生モハマッドレザ・シェイヒさんがインタビューを受けた。

■二人とも、珠算とコンピュータの相違点、特徴、利点について独自の考えをうまく表現して答えていた。自分の体と能力を駆使して問題解決に当たることを珠算の特性として意識し、珠算トレーニングを通じて脳の活性化が図られる点を強調していた。また、暗算のアビリティが付くことも大きな効用だとコメントしていた。両者ともに珠算のよさをしっかり認識できており、今後の上達が期待される。

■最近の各種報道が、珠算の効用の内、脳の活性化と発達に大いに貢献できる点を強調していることに気が付く。世間では脳のトレーニングに注目する人が急速に増えてきていることが、報道関係者にも影響を与えているのかもしれない。

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2007年2月19日 (月)

No.62 上泉雄一のUWAらじお in Umeda

Photo_3 2月27日~3月2日までの4日間、MBS毎日ラジオの“上泉雄一のUWAらじお”で、珠算教育についてナマトークを予定している。約3分前後の時間ではあるが、珠算教育の今についてあるがままの状況を伝えることに力点を置きがんばってみたい。初日と4日目は森友、2日は沢田、3日目は平沢先生が担当する。

■2月19日に、担当ディレクターほかのスタッフと軽い打ち合わせを行った。限られた時間内でのQ&Aをあらかじめ想定しながら本番のトークに臨みたいと思っている。内容については、次のような展開が予想されるので、参考までに記しておくことにした。

■そろばん学習の一番盛んだったのは何時ごろ?昭和55年から56年。コンピュータが一般に普及し始めたころ。

■当時はどのくらいの人たちがそろばん学習をしていたのか?日本商工会議所珠算能力検定試験の受験者が毎回約50万人であった。このことから推測して約225万人が学習していたと考えている。

■珠算学習者が最近増えてきているそうだが・・・。3年前に減少傾向がストップし、底打ちを終えた。その後、増加に展じて、昨年1年間で約10%の増加率を示している。

■そろばんの学習者が増加に転じた理由は?①そろばん学習の教育効果が広く一般に認知され始めた。②ゆとり教育が子供たちの基礎学力、特に基礎計算力を大きく低下させてきたことが判明し、低下した学力向上にそろばん学習が適していることが理解されてきた。③「読み・書き・そろばん」の力を堅固に構築することが教育の根幹をなすという認識が出来てきた。④有識者の多くが、江戸時代からの教育を支えてきたそろばん学習の意義と効用をアナウンスし始めた。

■最近そろばんの指導者を小学校に派遣しているそうだが・・・。学校でのそろばん指導を効果的に行うためと、地域のスペッシャリストの力を教育に生かそうということからボランティア指導が実現した。

■この活動は何時から始まり、どのくらいの小学校で行われているのか?大阪府では、平成12年から実施しており現在7年目の活動を進行中。大阪府下の1042校の小学校の内、今年は140校で指導を行っている。7年間で、延べ25%の小学校で指導を行ってきた。

■そろばんのプロの先生が小学校で指導することで、どのような効果がでているのか?そろばんを使った計算の面白み、楽しさ、分かりやすさが子供たちに大人気となっている。校長・教頭・主任が、そろばんによる計算の優れている点、子供たちの興味と関心が大きいことを理解し、そろばん学習に対して認識を新たにしている。同時に、外部講師が教室に入り指導することが刺激になり、そろばん学習時には子供たちが集中して学習に取り組む情景が学校関係者を驚かせている。

■学校サイドではHP、学校新聞、学級便りなどにそろばん指導を報告する例がたくさんあるようだが・・・。校長自らビデオを回したり、事業見学を行ったりしてくれている。学校側の反応は総じて年々良くなっている。中には、授業参観をセットしてくれる学校もある。

■子供たちがサンクスレターを書いてくれるそうだが・・・。ほとんどの学校で、サンクスレターを書いてくれている。それを読むと、子供たちがそろばん指導をどのように評価してくれているかがはっきり理解できる。

■最近は、PCを塾での指導に活用する例が多いようだが、どんな使い方をするのか?正しく基本を学習するときにPCで正誤判定を行わせて興味につなぐことも行われている。暗算指導の局面ではフラッシュ方式で効果を挙げている。

■そろばん学習では、概数・概算の指導も行っているらしいが・・・。概算の大事さは年々大きくなっているので、そろばん能力と概算を融合させるメリットが注目されてきた。

■そろばん学習が脳の発達によいといわれているが・・・。各種の大学研究室レベルの実験で、そろばんのトレーニングが脳の発達にいい影響を与えていることが分かってきた。珠算・暗算を平行して訓練することで、左右両脳をバランスよく発達させるようである。

■尼崎市の「計算特区」の状況はどうなっているのか?平成16年度からそろばんの実験指導が始まった。初年度は1校、2年目は5校、3年目の現在は10校で指導が行われている。4年目の4月からは15校で指導することが決まっている。学力テストの結果で、そろばん指導が学力(特に計算力→算数力)向上に有効なことが判明し、市内の保護者から全校での指導を要望する声が強く出ている。

■これからの時代のそろばんの役割は・・・。①技術立国で生きるには、そろばん力が国際競争力のカギになる。②数学に根ざす論理的思考が実社会では財産。③数学はものを考える基礎訓練、あらゆる職業に役立つ素養④珠算学習で計算力向上を図り、思考力や見通す力を確保

■これからのそろばん指導の目標は・・・。①子供力の向上②子供たちの基礎力再構築③子供たちの規律の確立④子供たちの耐力、持久力、集中力強化⑤子供たちの強力な暗算力確保

■そろばんの国際化は進んでいるのか?1986年から大阪で、「外国人のための珠算講座」を展開しており、74ヶ国869名の外国人が本格的にそろばんを学習している。そろばんの現代性、世界性、普遍性が立証されてきた。学習者は高学歴の人たちであり、東洋の高度な異文化として、また特異な計算技術として、高い評価を与えてくれている。彼らがそろばん学習で獲得するもののトップスリーは、暗算力、集中力、チャレンジである(彼らのコメント)。

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No.61 珠算の教育効的効果で学力向上を目指す in Tokyo

1161624_img 3月23日に第1回目の有識者懇談会を東京で開催するが、参加者からは珠算振興と珠算教育強化に関する各種提言とアドバイスを頂くことになる。これらの提言をまとめてプライオリテイ順に検討課題として議論を行っていくが、それに先立ち当該会議の意図するところ、方向性を広く世論にアピールすることが必要である。

■このアピールの骨格になるものは下記のような内容であると思われる。今の時期、珠算の現代社会での意味・意義を分かりやすく説き、珠算教育の重要性を広く認識してもらうことが肝要である。ことに触れ何回も説き起こしていくこともまた大事なことだと考えている。

■アピールのタイトル“珠算の教育的効果で学力向上を目指す”        今、日本の教育問題は解決を急がなければならない深刻な社会問題となっている。

■コンピュータを中心とする機械文明の浸透と高まりの中で、その弊害、副作用は徐々に大きくなりつつある。一方、直近二回の小学校学習指導要領の改訂で、学習内容は半減している。合わせて、指導時間も大幅に減少した結果、子供たちの深刻な学力低下をもたらした。

■これら電脳文明の副作用を中和・解消するとともに現代教育の抱える最大の課題である子供の学力低下をいかに回復させるかは、現代社会に生きる私たちに解決を迫る難しいテーマである。

■今一度、江戸時代はじめから経済・教育に貢献してきた珠算の持つ教育的効果と、人間の基礎・基本を形作ると言う珠算の持つ特性を生かして、学習の基礎力確保と強化に貢献し、ひいては学力の向上に役立つことを改めて目指してみたい。

■そのためには、珠算の社会・教育の中での必要性とその有効性を先ず明らかにし、次いで珠算の果たしうる役割を分かりやすく世論に説明することが肝要である。なぜならば、そのことが珠算の認知度を高めることになり、合わせて珠算の評価を確固たるものにしていくに違いないからである。

■同時に、小学校での珠算指導を効果的に行うために、珠算人による学校支援珠算指導活動をより積極的に展開するとともに、小学校教師の珠算指導力を強化するための集中講座の開設などに力を注ぎたい。

■以上の論点を踏まえて有識者の方々と議論と研究を重ねて、珠算界の今後の活動の方向と内容を見定め、ひいては学力向上に寄与し日本の教育再生に貢献することが出来れば幸いである。

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2007年2月11日 (日)

No.60 7年目の学校支援活動が順調に推移 in Osaka

Img_21 平成12年度にスタートを切った大阪府下における学校支援珠算指導活動も7年目に入り、今真っ最中である。現在、大阪府下には1042校の小学校があるが、2月11日現在で133校から珠算指導の要請が来ており、順次講師を派遣し授業を展開中である。

■学校での珠算指導を要請してきた学校の数は、毎年順調にその数を増やし、今年は過去最高の数になっている。最終的には、140校に達するのではと考えている。年度ごと、エリアごとの数字の推移は添付の資料を参照願いたい。

■データによると、大阪市内にある308校の小学校の内、7年間で98校からの指導依頼を受けたことになる。大阪市外(大阪府下)では734校の内163校からの依頼を受けている。大阪府下全体では、1042校の内261校から出張指導を依頼されたことになる。比率では25%となり学校全体の四分の一の学校に指導を行ったことにもなる。

■出講の日程、学校の所在地、指導時間数、学年のクラス数などを考慮しながら派遣する人選を進めているが、一部の指導者に負担が重なるケースも出てきており、登録いただいている指導者の数をもう少し増加させないと今後の展開に支障が生じる恐れがある。現在、93名の先生方が要員として登録していただいているが、後30名の増員が待たれるところである。

■1月25日に教育再生会議が首相に提出した第1次報告では、7つの提言がなされたが、その最初にゆとり教育の見直しが位置づけされている。その中では、低下を続ける学力を向上させるために、学校での指導時間を10%増加させること、内容が半分にまで減少した教科書の中身を濃くしページを増加させることも提言されている。

■指導時間の増加、教科書のページ数増加は、珠算指導の時間を増加させることを骨子とした珠算界からの要望を実現させるための前提条件作りに欠かせない要件であり、この報告書の力点の置き方は珠算教育強化を標榜する珠算界を一段と勇気付けるものである。

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2007年2月10日 (土)

No.59 『日本珠算』創刊600号記念座談会 at Hongou

Img_25 『日本珠算』創刊600号記念座談会が、2月10日東京本郷のフォーレスト本郷 イーストホールで開催された。出席者は、日本珠算連盟の賛助会員株式会社ダイイチ代表取締役宮永英孝氏、同株式会社ハッピーネット代表取締役中村和恵氏、社会福祉法人シルバーウイング常務理事石川公也氏の3氏であった。コーディネートは日本珠算連盟副理事長森友が務めた。

■2時間を使った座談会のメインテーマは、「新たな発想で飛翔を~これからの珠算のあり方~」とし、サブテーマは ① 自社、地域における珠算振興の取り組み ② 世間における珠算の認知度を高める方策 ③ 珠算界の意識改革のために必要なこと ④ 日本珠算連盟が果たすべき役割 であった。

■三者はそれぞれ、遊び感覚、情報技術、高齢者と言うキーワードで珠算振興に深くかかわりを持つ事業体の代表者であり、ユニークな観点と発想からの珠算観を聞くことが出来た。珠算人が考える珠算振興策と、一味違うニュアンスのアイディアと企画が示された。

■石川氏から発言された、これからの団塊の世代の高齢化を踏まえて、珠算が最適な介護予防の資源であるとし、認知症予防の手立てとして位置づけられるという考え方には説得力があった。また、同氏は“60歳から始めるそろばん”を今後発信していくと言う構想を持っており、珠算界としてもサポートを真剣に考えるべき部分と思う。

■中村氏は、生活者としてITを生かしていこうと言う基本姿勢にたち、読み上げ算を携帯ネットで配信し始めており、音声を通しての珠算練習で集中力の確保と養成に役立とうとしている。珠算検定1級合格者の追跡調査に、ITを活用してデータの収集を行い分析を通じて、珠算熟達者が実生活で受けているメリットの解明を計画しようと言う呼びかけは大きな意義を持つものと考えている。

Img_0001_17 宮永氏は、“小野市民そろばん一丁運動を行政サイドに呼びかけており、ゴーサインが秒読みの段階に入っていると期待感を表していた。毎年、約500人の新生児が小野市内に生まれるが、生誕記念にそろばんに名入れを行って寄贈すると言う極めて独創性の高い提案である。

■代表的な提案を紹介したが、珠算界としても即対応しなければならないものが他にもいくつかあり、それらの詳細は日本珠算5月号で掲載されることになっている。各位の珠算振興にかける情熱の高さに大いに敬意を表するとともに珠算発展には業種の違いを乗り越えて取り組んでいけることを実感することが出来た。

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2007年2月 6日 (火)

No.58 「上泉雄一のUWAらじお」で生トーク in Umeda

1161633_img 近畿連合・・近畿の珠算3団体所属の1,340名の珠算人で組織した連合体・・が展開しているPR活動は、目下18年度下期の活動が行われている。TVでは、MBS「ちちんぷいぷい」(2:00~)の中で、1分間のインフォマーシャル(インフォメーションとコマーシャルを合わせた造語)を放映、ラジオでは、浜村淳さんの「ありがとう浜村淳」のプレゼントコーナーで賞品の提供、20秒スポットの放送などを行っている。今ひとつは、「上泉雄一のUWAらじお」(18:15~20:00)で、4日間連続で生トークを行う予定になっている。

■毎日、4分間程度の生出演になるが、初日2月27日と最終日の3月2日は森友、2月28日は澤田、3月1日は平沢各先生が出演する予定。初日は、“今、そろばんが元気・・・その理由とそろばん教育の現況”をテーマにトークを組み立てる。今、そろばん復活のうねりが顕著→そろばんの中興orそろばん復権か?を語っていくことになる。

■二日目は、澤田先生が担当し、小学校支援活動に触れ、そろばん指導のひとつの形として、小学校での楽しいそろばん指導を紹介する。同時に、学校サイドの反応→校長・教頭・担任のそろばん評価、学校側のビデオ撮影、学級新聞への記事掲載、学校HPでのそろばん紹介・・・に続いて、子供たちの反応→授業への取り組み、サンクスレターの中身などにも触れていく。

■三日目の平沢先生は、そろばん指導Ⅱとして、塾でのユニークなそろばん指導を話題にする予定。PCとの融合→基礎指導での活用、暗算指導での活用(フラッシュ暗算)。概数・概算力確保へのそろばん活用。数単位の理解促進にそろばん活用。生徒の演技・・実用度の高い計算の演算などを盛り込んで対話を行う。

■最終日は森友が担当し、これからのそろばん・・・そろばんの将来像について話を組み立てていく。そろばんの役割、そろばん指導の目標などにも話を広げていくことになる。

■人気番組での、ゴールデンタイムにおける対話の企画は、授業時間帯での出演ということで、大きな犠牲が伴うことであるが、実を挙げるためという部分に力を注いで頑張っていきたい。

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2007年2月 5日 (月)

No.57 攻めに転じた珠算教育強化活動 in Osaka

Img_0001_20 (社)大阪珠算協会の19年度予算編成の作業が1月27日・2月3日の2日間にわたり副会長・常務理事会において行われた。編成された予算案は17日の理事会、24日の合同予算説明会での説明を終えて、3月17日に開催される予算総会で承認を受け正式に成立する。

■ここ2~3年、世論の中での珠算評価は急速に進んできた。珠算教育強化の土壌は出来上がりつつあるといってよい。その背景には、尼崎市計算特区の3年間にわたる順調な展開(1校→5→10)、平成12年から大阪府下で行ってきた学校支援珠算指導活動の積極的な展開(53校→64→86 →107→111→124→130)、教育行政の中で珠算教育強化に対する理解が進んできた、学力低下現象の認識が定着してきた、学習指導要領改訂への期待が高まってきたことなどがあると考えられる。

■検定試験の受験者が増加に転じて、年間を通じて大きく右肩上がりになってきたことで、収入源の確保が確実に行えるようになってきた。各種事業も活性化されてきており、予算における収入額は拡大傾向に転じた。

■新年度の支出領域での特徴は、協会運営を支えている会員の先生方に対する利益還元に意を用いて施策を構築した点である。各ブロックへの活動支援金、1・2・3級検定試験施行に際しての協力謝金、段位検定試験協力謝金、臨時PR展開に関する協会補助、学校支援活動出講者に対する補助などの部分で、細やかで且つ大胆な配慮を加えた。

■世上における珠算の相対的価値の向上を推進力として、協会組織の運営においても好循環が出来上がりつつあるように感じている。予算、事業計画ともに攻めの姿勢で作成、立案しているので、19年度の協会活動には大いに期待が持てるものと考えている。

■教育再生会議の第1次報告にも書かれたように、授業時間の1割up、教科書内容の増量が検討され、改訂に反映されることになれば、珠算教育強化の願いは一歩前進することになると期待している。

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2007年2月 1日 (木)

No.56 エジプトでそろばん指導始まる in Alexandria

Img_9 「No.2 5000年の歴史の国でそろばん指導 in Egypt」で紹介した通り、エジプト人の高校教師アハメッド・エルネシリ(34歳)さんはそろばんの指導を始めたことを知らせてきた。エジプトのアレキサンドリアにある高校で数学を教えている彼は、かねてからの希望通りそろばん指導に乗り出した。

■大阪教育大学の教員研修留学生として在日した昨年3月末日までの1年間、大阪珠算協会と大阪商工会議所が主催する「外国人のための珠算講座」でみっちりそろばんを学び、帰国前の日商3級検定を見事にクリアし帰国した。

1131326_img 1131327_img 1131390_img エジプトに帰国後8ヶ月間、そろばんの指導を計画し、今年の初めからアレキサンドリア市(エジプト北部、ナイル川デルタの北西端、地中海に臨む都市。前332年、アレクサンドロス大王が建設。古代エジプトの首都、ヘレニズム文化と地中海貿易の中心地。人口338万人)にある Resala Charity Organization (The Fastest Growing Volunteer Organization In All Of Egypt) の生徒たちに指導をはじめた。

Img_0003_2 ■今後は、この組織が大きいために生徒が増加していくことが予想されている。また、別の組織にも呼びかけていて、今後の展開に期待したいと思う。この組織は、孤児たち、貧困家族の救済、無料の授業展開、身体に障害のある人たちの救済、知的障害児救済、技術支援活動、病院運営、PCセンター運営、献血活動などの弱者支援を行っている組織で、エジプトの各都市に18施設を有している。

■今後のそろばん指導活動の中で問題になるのは、学習者を励ますためと、習得した技術の達成度を証明する検定試験をどうするのかという課題である。アハメッドさんの純粋な活動を遠い国日本からどう支援し、応援できるかしっかり考えていきたい。

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