« No.47 新春奉納弾き初め大会 at Tenmangu-shrine | トップページ | No.49 商都大阪でそろばん復活 in Osaka »

2007年1月 6日 (土)

No.48 ヒトの数字認識は脳のどこで at Kyoto Univ.

1161614_img_1  ■東北大学 未来科学技術共同研究センター・未来新素材創製分野で活躍中の医学博士 川島隆太教授は、「読み・書き・計算が子どもの脳を育てる」、「脳の中の脳『前頭前野』のおどろくべき働きと、きたえ方」、「子どもを賢くする脳の鍛え方ー徹底反復読み書き計算」、「音読と計算で子供の脳は育つ 最先端脳科学者の『夫婦で健脳子育て』」、「朝刊10分の音読で脳力が育つ」、「『音読』すれば頭がよくなる」、「脳を鍛える大人の計算ドリル」などの著作で名がよく知られている研究者である。

■日珠連が18年度の事業展開の中で、重要な位置づけをし今後の成果に大きな期待を持っている新しい試みのひとつに、「日本珠算連盟そろばん有識者懇談会」設置がある。20名強の学識者や一般企業の管理職のかたがたに委員就任を依頼し了解をえている。

■平成19年3月に第1回の会合を予定しているが、川島隆太先生も委員の一員として参加いただける予定である。先生は、fMRIを使っての実験を通じて、継続的に音読と計算を行うことが前頭前野の発達に大きく貢献していることを実証されている。この前頭葉は、脳の中で前方部にあって知能や理性、言語、手足の動作などをつかさどる部分である。部分的に損傷を受けるとまひや失語症などになる。言語中枢は側頭葉にもある。

■前頭前野が発達すると、情緒の安定が促進されて、記憶力や認知力が向上するといわれている。逆に、前頭前野の発達が遅れている子供は情緒の不安定をきたし集中して学習ができないなどの現象につながってくる。これらの実験データは、珠算界にとっても大いに興味のある領域であり、今後のそろばん教育に関連させていくべき課題だと考えている。19年度から、力点を置いた研究課題として位置づけていかねばならない。

Img_0003_1 ■2007.1.4付産経新聞に左記写真版のような興味ある記事が掲載された。今までは、言語認識が脳のどの部分で行われているかはわかっていたが、数字の認識を脳のどの部分がつかさどっているのかは分かっていなかった。しかし、京都大学霊長類研究所の正高信男教授の研究グループが、ヒトの数字認識は脳の左前頭葉後部(背側部)中央付近で行われていることをつきとめたことを発表した。

■左こめかみの奥1センチ付近のごく小さいピンポイントの部分が、数字の認識を行っていることが判明したことで、今後の研究によっては、そろばんの上達と人間力強化向上の間の因果関係を明快に説明立証することが可能になるのではないかと期待を膨らませている。

|

« No.47 新春奉納弾き初め大会 at Tenmangu-shrine | トップページ | No.49 商都大阪でそろばん復活 in Osaka »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: No.48 ヒトの数字認識は脳のどこで at Kyoto Univ.:

« No.47 新春奉納弾き初め大会 at Tenmangu-shrine | トップページ | No.49 商都大阪でそろばん復活 in Osaka »