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2006年12月30日 (土)

No.44 質の高い人間作りに貢献しよう・・就任にあたって in Osaka

1161612_img ■大阪珠算月報5月号に寄稿した原稿をここに改めて掲載しておきたい。

■全国的に珠算の新たな評価が進み、同時に、学校教育における珠算教育の位置づけが好転し始めたことは、さまざまな指標から明らかになってきた。また、このことが、ここ2~3年来マスメディアの報道内容の変化にも顕著に現れていることは周知のとおりである。

■かかる時期に、責任者の立場で組織の舵取りができるということは、大きな光栄と考えるとともに、この千載一遇の珠算の好機をどのように完璧に生かしきっていくかが直面する最大の課題であると認識している。

■ここで、これから2年間、この課題解決のために、以下に組織活動を推進し、活性化するかについてのスタンス(現状の認識、活動の理念、活動の戦術)を示しておきたい。

■Ⅰ現状の認識(珠算界のバックグラウンドについて)・・・いま、珠算教育強化を目指す戦いの土壌・環境は、きわめて良好な状況にある。その理由は、次の5つの要素に集約される。 ① 6年間に及ぶ学校支援珠算指導活動の全国展開による世論の変化 ② 尼崎市の「計算特区」に基づく2年間の実験指導の成果 ③ 初等教育における著しい学力低下の顕在化 ④ 教育の基本(読み・書き・そろばん)の見直しと復活 ⑤ ゆとり居行くが招いた“教育の混乱”に対する反省 これらの諸要素が、そろばん復権の流れを形作っているのであり、ここ2~3年が、そろばん復権を果たす正念場である。このように現状を認識している。

■Ⅱ活動の理念・・・(珠算の本質をどう理解するか・・今、なぜ珠算か?を明らかにする) ① コンピュータ多用の現代社会の弊害(人間性の喪失、思考の停止、責任の回避)を、きわめて人間的行為であるそろばんのトレーニングで中和、解消することを目指す ② 技術革新(プロセスカットを本旨とする)の対極にあるそろばんの特性を熟知、再評価し、スローライフ(自然回帰)実現のテコとして活用する ③ 人間の基礎力(人間力)としての計算力、暗記・暗算力、集中力、持続力の確保に、そろばんの練習が最適で、効果的な手段となることを再認識する・・・学校における学力低下解消の一助となる ④ 金権、拝金、カネ至上主義が蔓延するなかで、人間本来の能力を完全に発揮し、社会に貢献することで、社会人としての責務を果たしうる人間を育てるために、日本古来の教育文化であるそろばんを活用していきたい(寺子屋式塾指導の古典的利点を再活用する・・・倫理観の回復を期す) ⑤ 現代社会を生き抜ける人間作りに不可欠な、継続を要するトレーニングとしてそろばん練習を役立てていく

Ⅲ活動の戦術・・・当面の重点活動目標 ① 7年目を迎える、学校支援珠算指導活動にエネルギーを集中させる。府下で124校まで拡大した小学校での指導活動を一層拡充する ② 『たのしいそろばん』の配布数(全国で約50万部)を拡大させる ③ マスメディアを通じての、PR活動の展開を強化していく・・・近団連、近畿連合との連携を一層強める ④ 既存の各部、委員会の一層の合理化、活性化を計る ⑤ 会員と直結する媒体である『大阪珠算月報』の新たな活用を模索し、会員のレベル向上を実現させ、費用対効果を高める・・・誌上ミニ講習会、Q&Aコーナー、誌上掲示板の設置、視点その他論説の拡充など ⑥ 財政状況を精査し、蓄積財源(ストック)の有効活用を模索する。同時に、積極的経営にスライドさせていく ⑦ 通信手段としてメールのかつようを推進させて、ペーパレスを計り、組織運営の効率化と経費節減を期す。同時に、会議のあり方を見直し、時間の有効利用を計る・・・意見交換、議論の時間を拡充する

■(社)大阪珠算協会が持つ、人的、財政的エネルギーをより効果的に活用し、あわせて、近畿エリアにある諸団体との連携を一層強化して行きたい。その上で、時流に乗った(世論の求める)珠算教育強化を図り、若人たちの質の高い人間作り(人間力要請)に貢献できるように指導活動を展開したいと願っている。会員の先生方とともに、知恵と工夫と連携を重ねて、協会の更なる発展を図れれば幸いである。

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