No.39 日珠連「中国・四国ブロック懇談会」開催in Okayama
■日珠連の「中国・四国ブロック懇談会」が12月9日、岡山市ピュアリティまきびで開催された。岡山、広島、香川、島根の4県から37名の会員が参加し、2時から6時半まで熱心に討議し、のち懇親を深めることが出来た。
■主催者挨拶のあと、松江副理事長から日珠連の活動についての報告があり、続いて小生が1時間の講演を担当した。内容は、①珠算人として、一人ひとりのコアの部分をどのように構築しておけばいいのか ②珠算界の現状をどのように認識しておくべきか ③各組織(日珠連、近畿ブロック、大阪府連、全国連合、近畿連合、大阪連合)ごとにどのような内容の活動を行っているのか ④世論の動きの中で熟知しておくべき事象(珠算教育に関連する事項) ⑤学校支援珠算指導活動(大阪府の事例、全国連合の事例)の推移と経過について ⑥「外国人のための珠算講座」(大阪珠算協会主催)の経緯と展開について ⑦まとめ という構成であった。
■講演のあと、質疑応答の時間が用意され、いくつかの貴重な意見を聞くことが出来た。内容については上級検定試験の施行に関する疑問、改善要求が多く出されていた。中でも、30分一括施行についての疑義、分割施行への転換を求める声が多く聞かれた。受験生を指導している先生方からみると、今のシステムが最善であるとは思いがたいとの声もあり、施行サイドでも今一度システムの見直しをすべきなのかもしれないと感じた。
■珠算界の理論武装の遅れについても意見が出されていた。珠算教育強化に向けて活動を強化する中で、各種データの収集と蓄積、研究の推進は不可欠であり、研究関連事業に予算を重点配当して成果につなげてほしいと言う内容の要望であった。
■せっかくの懇談会を意義あるものにするためにも、出された意見、提案、疑義、アイディアをどのように今後の日珠連運営の中に生かしていくのかが大きな課題であると痛感した。
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