« No.39 日珠連「中国・四国ブロック懇談会」開催in Okayama | トップページ | No.41 スエーデンの研究者2ヶ月で6級合格 from Sweeden »

2006年12月14日 (木)

No.40 第一回賛助会員との懇談会開催 in Tokyo

1151560_img ■12月13日、第一回賛助会員との懇談会が日珠連事務局会議室で開催された。賛助会員10社から11名の参加があり、連盟側からは理事長、2副理事長、専務理事、1事務局員が参加した。

■参加者の自己紹介から始まり、日珠連の事業活動が報告され、続いて賛助会員各社の近況報告が行われた。その後意見交換に入ったが、一人ひとりが約10分程度の意見を述べ、後自由討議を行った。テーマについては、① そろばん人口を増やす方策について ② そろばんの有効活用策について ③ そろばんのPRについて ④ 企業との連携策についての4つが用意されていた。

■参加団体は、そろばんのメーカー、そろばん・教具の販売会社、教材出版会社、介護老人福祉施設、ネット業者、国際電卓協会の各社で、それぞれ代表者乃至は責任者の参加であった。

■貴重な意見が続出したが、そのいくつかを列記しておきたい。① そろばん学習者の数に大きく影響するのは、検定試験制度の存在よりも算数科教科書でのそろばん指導に関する記載量の多さである。従って、教科書でのそろばん指導ページを増やす努力を最優先させること ② 来春発足する有識者懇談会のメンバー選定の第一ラウンドは終わっているが、加えてそろばんをよく理解する人材を発掘しメンバーとして登録していくべきである ③ 高齢者福祉施設でのそろばん指導が認知症予防ならびに治療面で大きな成果を上げつつあるが、この実験指導のデータを今後全国的に紹介し、指導を広範囲に展開する足がかりとすべきである ④ 産地の小野市でそろばん1丁運動(各家庭に必ず1丁所有する)が始まっているが、伝統工芸品でもあるそろばんの地位向上に役立つのではないか ⑤ 12月後半から大阪のデパートで、播州そろばんフェアーを開催する予定であるが、産地協同組合としても出来る限りの努力を傾注し、そろばんの認知度を高める方策としたい ⑥ HPを通じてのそろばん販売量が増えてきていることからも、ネット上でのPRにはエネルギーをもっと注入すべきである ⑦ そろばんの良さを父兄にどう理解させるのかが最大の課題であり、そのために映像を有効活用してCD、DVD化を行い理解促進につなげていくべきである(各種競技会、その他イベント類を集約しそろばん紹介の媒体として編集する) ⑧ そろばんをテーマとしたプロモーシヨンビデオ(例えば、タイトルを「日本のそろばん」としたフィルム)を作成し、国内各学校、図書館、海外の関係機関などに配布し、そろばんの何たるかを知る材料とする ⑨ 関係各界の最新情報をメンバー間でネット配信し、情報の交流を確保する ⑩ 指導者の高齢化とともに生産者の高齢化が急速に進行しているが、対応が全く遅れている。協力しながら改善策を探りたい・・・などの意見が出された。

■今回の会合は、ある種シンクタンク的集団の誕生を予感させるものであった。故に、今後の懇談会の方向性をしっかりと見極めて、具体的な活動テーマを選定し、それらの検討、実施に向けてのスケジュールを早期に立てなければならないと考えている。

★今回の記事から文章のスタイルを改めることとした。

|

« No.39 日珠連「中国・四国ブロック懇談会」開催in Okayama | トップページ | No.41 スエーデンの研究者2ヶ月で6級合格 from Sweeden »