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2006年10月17日 (火)

No.28 教育再生会議の船出:10月18日 in Tokyo

1151510_img ■安倍晋三首相が最重要課題と位置づけている公教育再生のための諮問機関「教育再生会議」が10月10日に設置を閣議決定された。有識者委員17名が選任され、明日18日に第一回目の会議が開かれることになった。

■知名度の高い人物を重視し、あえて保守派の論客の起用を控えた人選になったといわれていて、審議の行方を懸念する声が多く聞かれる。安倍首相をトップに伊吹文明文部科学相、塩崎恭久官房長官、加えて民間有識者から構成されている。

■座長はノーベル化学賞受賞者野依良治さん(理化学研究所理事長)が務め、JR東海会長葛西敬之、トヨタ自動車会長の張 富士夫、ワタミ社長渡辺美樹、国際教養大学長・理事長中嶋嶺雄、京都市教育長門川大作、劇団四季代表浅利慶太などなどの人選。

■「世界に誇れる美しい国造り」を標榜し、目標には、「文化・伝統を大切にする」「規律を知る国」なども加えられている。国家100年の計としての教育再生大プロジェクトのグランドデザインを来年の春までに答申することを目指しており、待ったなしの論議の展開が期待される。そろばん教育の出番が用意されるのかどうか注目しなければならない。

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