2012年1月16日 (月)

No.380 北大阪珠算協会表彰式典開催される in Takatuki City

Ca390254_2 Ca390256_2 Ca390259_2 1月15日、北大阪珠算協会第40回表彰式典が高槻現代劇場中ホールで開催された。総数321名の優良生徒が表彰された。式典には、濱田高槻市長、久保市議会議長、一瀬教育長、谷知高槻商工会議所専務理事、灰垣市議が参列、珠算界からは大珠協森友会長ほか8団体10名が列席した。

Img Img_0001 Img_0002 冒頭で、濱田市長、久保議長、一瀬教育長、灰垣市議、谷知専務、森友会長がそれぞれ祝辞を述べた。
森友の祝辞骨子は次の通りである。
昨今のICT化とデジタル化により、利便性とスピードが優先され、何事も機械に頼る傾向が強まっていることを危惧する人は多い。
そのような状況下で、建築家安藤忠雄さんは、コンピュータ社会化は人間が進むべき方向ではない。IT革命は人類の後退である。究極の教育は、「読み・書き・そろばん」にある、と発言。
また、工業デザイナー水戸岡鋭治さん(九州新幹線のプラニング・デザインを担当した)は、デジタル時代であるが、世の中は仮想(バーチャル)ではなくリアルに動いている。ゆえに、五感を使ってものを考えるアナログ的な思考訓練が必要である。効率よりも日本の文化を大切にすべきだ、と訴えている。

Ca390260 Ca390263 Ca390265 二人の発言は、珠算の本質や、珠算学習の必要性を考えるとき、参考にすべき示唆を含んだ貴重な発言である。珠算学習を継続させることで、思考力・表現力・判断力をしっかり構築し、日本の国づくりに役立つ人物に成長してほしいと、祝辞を結んだ。

Photo Photo_2 Photo_3 第2部では、北摂ウインドオーケストラ(37名編成)が5曲の演奏を行い、祝典に花を添えた。式典全体を通じて、品位の高い、規律が守られた好印象のイベントであった。

Ca390278 Ca390282 Ca390277 高槻現代劇場は、江戸期の高槻城3万6千石城域内 に建つ。高槻城は、織田期にはキリシタン大名高山右近が城主を務め、徳川期に入り1649年に永井氏が入城後、明治2年の版籍奉還まで13代にわたり支配した。武家人口2200人、町屋人口などを含めて総人口4600人(18世紀前半)。現在は40万都市となった。今は、大阪エリアの文教都市として、住みたい人気度が高くなっている。
*北大阪珠算協会山内先生撮影の写真も掲載した。

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2012年1月15日 (日)

No.379 そろばん公開授業開催される at Turuhashi Elementary School

Img 30数年前から、大阪府内の各珠算団体が、小学校でのそろばん指導強化を目的に大阪連合を組織し、『たのしいそろばん』の無償配布を行ってきた。平成12年度からは、副読本の配布と並行して、学校支援珠算指導活動をスタートさせた。府内小学校に珠算講師派遣の案内を行い、学校からの派遣依頼を受けて珠算指導者を学校に派遣する仕組みである。

■初年度は53校から出講依頼を受け、その後、年々依頼数は増加し、22年度は195校に出講指導した。その間、学校サイドのそろばん指導に対する理解が進み、担任のみならず校長・教頭先生の協力も増加してきた。学校が出すニューズレターや学級新聞などにも、出講指導の記事が増えてきている。珠算指導者側でも、研究会などを通じて、指導力は徐々に高まり、自信もつけてきている。

■昨年1月には、大阪市教育委員会が大阪市立鶴橋小学校と恵美小学校の2校をそろばん指導強化校として指定し、そろばん指導を継続した時の効果測定をスタートさせた。3年生に対して、23年1月から3月までに7時間、4年に進級した4月から24年3月までに11時間のそろばん指導を配当した。鶴橋小学校は(社)全国珠算教育連盟理事澤田悦子先生、恵美小学校は(一・社)大阪珠算協会広原文範先生がそれぞれ指導を担当している。

■1月12日、鶴橋小学校において、算数科「そろばん」学習の授業づくり研修会が開催された。
Ⅰ公開授業 3年生・・13:20~14:05
         4年生・・14:15~14:45
 担当:(社)全国珠算教育連盟理事澤田悦子先生
Ⅱ研修会 15:00~16:45
①大阪市教育委員会あいさつ・・指導部初等教育担当主任指導主事 余川恭子先生
②会場校校長あいさつ・・大阪市立鶴橋小学校長 松井奈津子先生
③そろばん学習の授業づくりについて・・(社)全国珠算教育連盟理事澤田悦子先生
④質疑応答

■受講者は15名の先生方と鶴橋小学校の先生方8名であった。
受講した先生方からは、
①このような分かりやすい授業は初めてで参考になった。
②DVDほかたくさんの資料に感謝したい。
③早速そろばんを指導してみたい。
④おつりの計算、いろんな単位、時計の計算に驚いた。
⑤3年生と4年生の集中力の違いにビックリした。
⑥説明がわかりやすかった。
等のコメントが寄せられた。

■23年1月から1年間以上にわたりそろばん指導を受けてきた4年生の授業態度と理解度に、参観の先生方は大いに驚ろかれていた。このことから、4年生が身に着けた集中力がいかに大きいものであるかが容易にわかる。長期間指導されてきた澤田先生のご苦労が報われる研修会であった。なお、鶴橋、恵美両小学校でのそろばん指導は3月末まで続けられ、そろばん指導の効果測定が行われるが、市教委と珠算指導者ともに満足のいく内容の効果が出ることを祈りたい(研修会内容と参加者のコメントなどは澤田先生からの報告に基づいて記述した)。

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2012年1月14日 (土)

No.378 第73回 学校の部珠算競技会 開催される at Sakishima high school

Ca390248 Ca390249 Ca390244 1月14日午後1時から、大阪府立咲洲高等学校で、一般社団法人大阪珠算協会主催の第73回学校の部珠算競技会が開催された。同協会1号部委員会が主担し、同校竹内先生が会場校として支援した。企画から開催まで、当該委員会担当の西川春男常務理事が統括した。

■この企画は、珠算競技会を通じて、高校生の珠算技能向上と、参加者間の親交を深めるとともに、情報交換を目的として長期間にわたり継続実施されてきた。今回は、府下6高等学校から21名が参加した。成績は、個人総合競技優勝 朝田千尋さん(天王寺商高2年生)、団体総合競技優勝 大阪市立天王寺商業高等学校、応用計算競技優勝 朝田千尋さんであった。

Ca390243 Ca390247 Ca390250 同協会からは森友会長が出席し、開会あいさつを行った。参加選手、競技委員を務めた協力校教師、会場校に対して感謝の意を表した後、参加者に向けてエールとなる二人の人物の発言を披露し開会のあいさつとした。

■一人は、大阪市生まれの建築家安藤忠雄さんの対談における次の発言である。
究極の教育は「読み・書き・そろばん」である。人間は、思考力・表現力・判断力を磨き上げることで自分独自の世界を作り上げていくが、そのためには、「読み・書き・そろばん」がしっかりと出来上がっていなければならない。

Img 二人目は、工業デザイナーで、九州新幹線の企画とデザインを担当して成功した水戸岡鋭治さんの、ドキュメンタリー番組での発言である。
現代はデジタルの時代であるが、世の中は仮想(バーチャル)ではなく、リアルに動いている。したがって、一人一人は五感を使ってものを考えることが大事であり、アナログ的な思考の訓練が必要である。
また、日本人のDNAを大事にすべきであり、効率(デジタル)ではなく日本文化を大切にしなければならない。

■上記二人の発言は、珠算学習の必要性と学習理由を考えるとき、大事な示唆を与えてくれるものである、と参加者に伝えた。
今回も、小規模の珠算競技会であったが、参加者たちの競技会終了までの立ち居振る舞いにはある種感銘を覚えた。参加者各人が、あいさつと返答が立派にでき、他人の話を清聴し、受賞時にお礼が言えることなどなどに対してである。珠算練習に打ち込む高校生たちが技術以外に何を収穫するのかを教えられたひとときであった。

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2012年1月 9日 (月)

No.377 沖縄見学・研修旅行が実施される in Okinawa

Ca390160 Ca390161 Ca390162 一般社団法人大阪珠算協会は創立70周年を迎え、昨年から断続的に記念事業を展開している。今回、沖縄県浦添市富祖にある宮城珠算学校見学・研修旅行を企画した。2泊3日(1/6~1/8)で、協会員と家族46名が参加した。

Ca390163 Ca390165 Ca390166 7日早朝から夕刻まで、授業風景と学校諸施設を見学し、その後、宮城校長の講演を聴講した。当校は、昭和31年創立で56年目を迎えている。珠算学習者総数は3万人で、珠算・暗算10段位合格者数は49名を数える。珠算1級合格者数は1300名を超えている。

Ca390169_2 Ca390167 Ca390168 6年前に竣工した新校舎は、階下に1教室、2階に3教室を持ち、それぞれの教室は90名の生徒を収容できる。4教室が満席では360名の生徒指導が可能となる。現在の在籍者数は、約700名で、県内屈指の施設と生徒数を誇っている。

Ca390170 Ca390179 Ca390189 スタッフは、職員4名、助手4名、事務担当1名、送迎担当2名、経理1名の12名である。職員と助手計8名が4教室での指導に当たる。習熟度別の団体指導で、特色の一つは口唱授業である。特に、初歩から初級までの口唱授業は、リズミカルでスピード感があふれる。一斉授業ならではの特色でもある。学校支援での小学校授業では、活用意義は大きいかもしれない。

■近年、各地での競技会において優秀な成績を収めていて、ユニークな指導法・システムの合理性と正当性がともに立証されている。創立者の宮城清次郎先生(そろばん展示館館長)も現役で指導に当たり、長男の忍人先生が校長を務める。世代交代もうまく行われ、経営面での継続性は確保されている。なお、スクールバス2台を運行し、浦添市内を無料運行している。

Ca390192 Ca390191 Ca390193 大都市圏では、このような指導、経営システムをそのまま真似ることは難しいが、指導面でのアイディアや工夫の数々については、即応用・活用が可能であり、各参加の先生方は収穫が大きかったのではと思われる。大阪府内では皆無のこのような珠算教室経営の実態を実見したが、今後の珠算教育強化に生かされていくであろう多くの収穫はできた感が強い。

Img 正月早々、多数の指導者が授業現場に長時間参観に入ることは、大きな迷惑であったことと思われるが、まげて承諾いただいた同校関係者に心から感謝したい。収穫の多い沖縄訪問であった。

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2012年1月 3日 (火)

No.376 新年そろばん弾き初め大会が開催される at Tenmangu

Ca390071 Ca390072 Ca390073 1月3日、大阪天満宮で平成24年そろばん弾き初め大会が開催された。主催は大阪連合で、大阪府内にある珠算団体が協力して、子供たちの珠算技能向上を祈願する催しである。毎年1月3日に開催されるが、今年も約1000名の子供たちが参加した。本年は時間を早め9時20分にスタートしたが、昼前の終了まで境内を取り巻く長い行列ができた。

■約30年前から行われているこの大会も、年ごとに参加者が増えすっかり大阪の風物詩になった。今回も、テレビ大阪、産経新聞社、大阪日日新聞社が取材した。最近の5年間は、参加者に法被を記念品として進呈していたが、今回からは鉢巻にも使える上質の手拭いに変わった。参加者の評判は上々であった。

Ca390074 Ca390076 Ca390077 Ca390079 Ca390080 Ca390081 1987年正月から、「外国人のための珠算講座」の受講生も参加してきたが、今回も5か国から13名の外国人が参加した。外国人にとっては、そろばんも珍しいが、神社への初詣にも興味が尽きないらしい。境内が人で埋め尽くされていく様子や、破魔矢を買って持ち帰る家族の姿にも、不思議の目が注がれる。日本人の、神のみならずいろんなものに敬虔な祈りをささげ、祈願する姿に不思議の念を禁じ得ないのであろう。

Ca390083 Ca390084 Ca390085 Ca390090 Ca390098 Ca390100 Ca390103 Ca390101 Ca390092 参加した外国人は、博士課程の研究者が半数を占めていたが、日本人が過ごす正月の風景や、日本文化の根底を流れる精神性への理解が少しではあるが進んだのではと思っている。国際交流にも少しではあるが役だったかもしれない催しであった。

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2011年12月31日 (土)

No.375 近団連幹部会開催される at O.A.A.

Pa0_0026_2 Pa0_0027 Pa0_0028 12月23日、近団連(日珠連近畿二府四県の団体で組織され、藤本理事長が統括する)定例幹部会が大阪珠算協会事務局で開催された。近畿ブロックのメンバーである福井県代表者と、日珠連大阪府連の各団体代表者も参加した。

■参加者は、大阪の森友・西・益田・志賀・山根、兵庫の藤本・杉本・仁部、京都の伊藤・湯川・入江、奈良の花井、滋賀の堀江、以上13名の近団連幹部各氏であった。合同参加は、福井の平瀬、大阪の日浦・宮崎・大西・東浦・田辺・的場・谷口の各団体代表者である。

■報告事項は、日珠連報告と、23年度PR用チラシの発行斡旋実績についての詳細報告であった。

■審議事項は次の通りである。
Ⅰ、日珠連24・25年度役員人事について・・・前回会合で予め選任した理事候補者並びに各部部員候補者を正式に承認し、本部への報告を行うこととした。
Ⅱ、24年度の近団連事業企画案について・・・
①近団連総会は、24年6月10日に兵庫県当番で開催する。会場は尼崎商工会議所とする。
②珠算実践発表会の開催は、日珠連と合同で11月18日に開催する。会場は東大阪商工会議所とする。
③第13次PR用チラシは例年通り発行し斡旋する。
④近畿ベスト100大会は例年通りのスケジュールで年間3回の開催とする。運営は京都が主担する。
⑤伝票算検定試験は例年通りの日程で年間3回の開催とする。

Ca390025 本会合の次回開催日は3月20日、近畿大会と同時開催とする。運営は奈良が主担する。24年度の事業計画並びに収支予算両案については、3月開催の幹部会で骨格を固め、6月に開催される総会で23年度の事業報告、収支決算とともに承認を得ることになる。各府県の珠算教育強化事業は順調に推移しているが、24年は相互の連携をなお一層強固にしながら、各団体が効果的な事業運営を目指すことになる。

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2011年11月27日 (日)

No.374 天商第60回全国計算競技大会開催される at Tennoji C.H.S.

Img 11月27日、大阪市立天王寺商業高等学校第60回全国計算競技大会が同校講堂で開催された。今回の大会は、同校創立100周年記念大会であるとともに、同校が、来春開校される大阪市立大阪ビジネスフロンティア高等学校に移行することから、最終回の大会でもある。

■昨年、府立10校でスタートした文理学科(トップテンスーパー高校)と同等の注目を集める、今回の大阪市立3商業高等学校の合併は、早くも、全国の教育界から注目を集めている。24年4月に新たに誕生するスーパー商業高校は、大阪ビジネスフロンティア高等学校と呼ばれ、天王寺商業高校校地に建設が進んでいる。学年8クラス×40名=320名の定員である。大阪市大、関西大学、関西外大と連携し、高大接続型の全く新しい教育スタイルを目指している。日本で初の試みである。

Img_0001 高・大7年で、高度な専門性を備えるビジネススペシャリストの育成を目指し、大学や産業界との連携を重視した教育の実現が期待されている。高校3年間の教育の目的は、商学部、経営学部、情報系学部、外国語系学部への進学である。英語・情報・会計のスキルを高め、高レベルの資格取得も、大学進学のカギとして重視する。高校3年間は、高・大接続科目が設けられ、各学年3単位ずつの計9単位が配当されている。これらの時間では、大学教員や実務界エキスパートの講義や講演が予定されている。

Ca390424 Ca390421 Ca390423 ■今回で終止符を打つメモリアル大会には、北海道から九州までの、一般から小学1年生まで、各部門合計235名が参加した。難度が高く、規律を重視することで知られる本大会であるが、今回も、参加選手の競技に臨む姿勢と態度には、長い時間をかけて練達の域に到達した者のみが持つ、他者を納得させる特性が見て取れた。

■開会式では、木口同校校長の主催者挨拶に続いて、森田全国商業高等学校長協会理事長と森友(一・社)大阪珠算協会会長が来賓祝辞を述べた。

Ca390410 Ca390412 Ca390413 Ca390414 Ca390415 Ca390416 森友の祝辞は、建築家安藤忠雄さんの教育に関する次の発言を紹介し、選手たちの評価につなげる内容にした。
①現代のコンピュータ社会化は、人間が進むべき方向ではなく、IT革命も人類にとり後退である
②コンピュータを役立てるためには、自分ならではの能力が必要である
③読み・書き・そろばんを重視すべきである・・・その理由は、一人一人の思考力を高め、表現力を豊かにし、判断力を養うことで、自分自身の世界を形成するためである

■待ったなしの日本の国づくりに各人が参画する気概を持って、物事に対処してほしい。競技に臨んでは、堂々と優勝を競ってもらいたいと願って、祝辞を締めくくった。なお、競技結果は、団体総合競技一般の部優勝は早稲田大学、同個人総合競技優勝は大関一誠さん。高等学校の部団体優勝は愛知県立愛知商業高等学校、同個人総合競技優勝は山下樹里亜さんである。本年も、緊張感が充満する、ハイクオリティーの競技大会であった。

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2011年11月20日 (日)

No.373 学校支援活動打ち合わせ会開催される at O.C.C.I.

Ca390318 Ca390314 ■11月18日、平成23年度学校支援珠算指導活動講師打ち合わせ会が開催された。大阪府内3団体所属の単位団体に所属する登録講師45名が参加した。平均約2時間の小学校での珠算指導を、いかに効率よく行うかに焦点を絞った大阪連合主催の説明会であった。

■小学校からのリクエストに応えて登録講師を派遣・指導を行うシステムは、平成12年度にスタートし、本年は12年目の活動である。毎年、依頼校は増え、初年度53校が22年度には195校に増加した。本年は、200校を超えることが予想される。府内には1040校の小学校があるので、約20%の小学校からの出講依頼である。

Ca390317 Ca390316 現行の指導要領では、3年生で4時間、4年生で2時間の計6時間が珠算学習にあてられている。本企画は、小学校教師の珠算指導力を補い、プロの指導を担任に学んでもらうことが目的の活動である。最近では、本活動に対する小学校サイドの評価が高まるとともに、子供たちの人気が高いこともあって、大阪府・市教育委員会の評価も高くなってきている。当然のことながら、大阪府・市議会の関係委員会でも質疑の対象となり、珠算界と教育行政の連携はますます深まっている。

■このようなバックグラウンドを踏まえて、指導内容の充実と、効果的な指導の実現は、珠算界サイドにとっても、解決しなければならない重要課題となっている。今回の打ち合わせ説明会でも、各人からの発言からは、新たな工夫を加えるとともに、この任務の重要性から、誠意を込めた指導の実現を目指していることがよく理解できた。

■当日の講師からの発言の主なものを列記した。
①4年生の指導では、3年生時の指導との脈絡をどう確保するか、難しさがある
②繰り上がり、下がりに入らず、運珠・運指を完璧に指導することにしている
③参観日に出講日を合わせてもらえるのは効果がある
④計算技術のみならず、珠算を学習する意義を話すことにしている
⑤5だまの理解促進に最大の注意を払っている
⑥お釣りの計算方法の説明には、担任・生徒ともに興味を示してくれる
⑦担任の協力を求めるが、うまくいかない場合もある
⑧人間そろばんを試みるが、成功率は高い
⑨時間の計算をそろばんで行う方法の説明には、子供たちが食いつく
⑩5だま二つの中国算盤を指導に活用しているが、成果がある
⑪既習者に指導の手助けを頼んでいるが、成果がある
⑫フラッシュ暗算の数字を紙に書き写させているが、ある種効果を実感している
⑬既習者には、速算プリントを使用し、別対応をすることで成果を感じている
⑭暗算指導に、エアーソロバンという表現を使っているが、子供たちは喜んでくれる
⑮姿勢などの基本的な部分に重点を置いて指導しているが、それなりの成果が期待できる
⑯二人で指導する仕組みを作っているが、効果が期待できる
⑰統計算の単純なものを活用しているが、喜ばれている
⑱珠算の歴史につて簡単な説明を加えているが、喜ばれている
⑲プロジェクターを使用して、図録等を活用するようにしているが、効果がある
⑳5だま理解促進用の教育算盤と名付けた教具を使っているが、成果につながっている

■各小学校の珠算に対する評価や理解にバラつきがあり、珠算指導に対する期待内容にも差があるため、出講・指導に当たる先生方の苦労は相当なものがある。それを克服するための工夫と努力がいかほどのものか、それぞれの発言から感じ取れた。先生方のボランティア精神に敬意を表したい。

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2011年11月13日 (日)

No.372 珠算指導者講習会開催される in Fuse city

Ca390264_2 Ca390261 Ca390263 Ca390265 Ca390269 11月13日、大阪府珠算協会主催 平成23年度珠算指導者講習会が開催された。会場はクレアホール・ふせ。高槻・八尾・東大阪商工会議所が後援し、主担は東大阪珠算協会であった。講師・講習内容は、① 大阪府議会議員 宗清皇一氏 「府内公立小学校に珠算教育の充実を」 ② 全珠連東京都支部所属 宮本裕史氏 「10段位取得者30名達成までの歩み」である。

Img 近畿各地から、約160名の指導者が集い、熱気のこもった講習会であった。大阪府珠算協会副会長山根先生の開会の辞に続いて主催者代表挨拶を日浦先生が行った。来賓として(一・社)大阪珠算協会森友会長が挨拶を行った。
スピーチの内容は、
① 平成17年度から珠算検定受験者が前年度比で増加に転じ、その後、毎年度の増加率の推移はV字回復を示している。その要因の主なものは次の四つである。
a.平成12年度から始めた学校支援珠算指導活動の展開 
b.昨年から今年にかけて行われた、大阪府議会・大阪市議会での、小学校における珠算指導の実態と強化に関する質疑(各2回ずつ、計4回実施)+質疑を受けて、大阪市教育委員会が珠算指導強化指定校に2校(鶴橋・恵美小学校)を認定し、24年3月まで継続指導を実践(大阪連合が対応) 
c.尼崎市の平成16年度から25年度までの、市内43全小学校での珠算指導強化の実践(3・4年生で年間100時間配当) 
d.全珠連・日珠連・近畿連合などの組織や団体が12年間行ってきたPR活動の重層的・継続的展開の効果 
Img ② 珠算人が教育界で貢献していくためのスタンスについては、「Turning point 賢者の選択」に出演した(株)アレックスCEO 辻野晃一郎氏の発言にそのヒントが見て取れる。
彼の主張は、日本の教育軸を変えるべきであり、軸の中身は、交渉力の確保、思考力の向上、言語力の強化、プロデュース力の獲得であるとした。この構想には同感であり、なおこれらに計算力を加えれば、珠算教育強化活動を行う時の拠り所にすることができる。 
③ 大阪府内小学校での珠算指導充実で、教育と子供たちがどのように変わるのか、宗清先生の講演に傾聴したい・・・・であった。

Img_0001 ■宗清先生の講演は、大阪府の教育の現状と課題と題して行われた。①小・中学生の学力実態 ②教育行政の内容 ③府民の特性と特色 ④今後の学力向上を目指す方策 ⑤財政力と教育成果 ⑥地方分権と地域格差・・などに焦点を当てながら、大阪府内における学力向上の実現を目指す基本構想を示す内容であった。

■珠算人が、日常の指導を行う時に、或いは、珠算強化活動を実践するときに、欠かすことができない知識と認識を獲得するには、格好の講座であった。

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2011年11月12日 (土)

No.371 天商創立100周年記念式典挙行される at Osaka Central Public Hall

Img 11月12日、大阪市立天王寺商業高等学校創立100周年記念式典が、大阪市中央公会堂大ホールで行われた。在校生、卒業生、来賓、教職員など約850名が参加した。式典次第は次の通りであった。①開会の辞 ②物故者への黙とう ③国歌斉唱 ④大阪市歌斉唱 ⑤学校長式辞 ⑥来賓祝辞(大阪市長、大阪市教育長、全国商業高等学校長協会理事長、東商業・市岡商業高校生徒代表 ⑦来賓紹介 ⑧生徒代表喜びのことば ⑨校歌斉唱 ⑩閉会の辞

Img_0001_2 (一・社)大阪珠算協会からは、森友会長、西副会長、益田副会長が来賓として参列した。学校長式辞、東商業・市岡商業高校代表2名の祝辞、在校生代表のあいさつは、強く印象に残るいい内容であった。天商の校訓である「進取」「大志」「東西万里」をよく表現しながら、それぞれの立場を理解し、今後の活動方針を織り込んだ出来栄えの良いスピーチであった。

創立100周年とともに、建学132年を祝う本年を最後に、平成24年4月からは、天商、東商、市商の大阪市立3商業高等学校が統合される。新たに、大阪ビジネスフロンティア高等学校として再スタートを切る。天商校地に建設中の新校舎も間もなく完成である。この高校は、高校・大学7年一貫教育を行い、ビジネスのプロを育成する画期的な教育システムを担う。

Ca390246 Ca390238 Ca390241 幕末・明治の偉才五代友厚が主導して建学された学校であるが、商都大阪の活躍を担う人材を期待通りに輩出してきた。これからは、日本の商業、経済、通商を仕切り、指導できる人材の育成が始まることになる。世界に名をとどろかす、名門校に成長されんことを祈りたい。歴史の重みと、建学の精神を十分感じ取れた素晴らしい式典であった。

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